杭州アジアパラ競技大会 The 4th Asian Para Games Hangzhou
Hearts meet, Dreams shine
杭州アジアパラ競技大会が盛況のうちに閉幕しました。
金曜日、土曜日の日程では多くの子どもたちをはじめとしてスタジアムはほぼ満席となりました。
私のレース日程は早めに終わってしまいましたが、この歓声の中でレースが出来た選手はとても気持ちが良かったことでしょう。とても素晴らしい大会でした。
さて、私は23日の9時に1500m予選、17時半に5000mの決勝を走りました。
皆さんご存知のとおり(?)T54クラスは今大会の開催国の中国やタイといったパラリンピックでも表彰台の常連となる強豪がひしめいております。
予選1組を走った1500mは予選2組のタイムが速かったこともあり予選落ちでした。
夕方の5000m決勝は体も良く動き、落ち着いてレースを進めることができましたが勝負所での位置どりが悪くラストラップの加速にうまく乗れませんでした。7位でのフィニッシュとなりました。
7月のパリ世界パラ選手権での反省を活かし、レースへ向けての調整もうまくいって5000mはレースがとても楽しかったです。パリでは果たせなかった樋口選手と一緒にJAPANを着てレースが出来ましたし、結果は7位ですがこの選手達を相手に良くやったと思うとお褒めの言葉も頂きましたので終わってとても清々しい気持ちでした。
たらればを言いだしたらキリがなく悔いが無いわけではありませんが、パリ以降に取り組んできた事が間違っていないことを確認できたし他の改善点も見つけたので、結論は
「俺、まだいけるなぁー」
・・・以上です!
↓杭州第4届亚洲残疾人运动会 公式HPはこちら
(左から3つ目の賽事または右上のENをクリックしてCompetitionsから陸上だけではなく全ての競技の成績が見れます♪)
↓日本パラ陸連公式HPはこちら(日本選手団の成績とコメントが見れます!)
選手村について
今大会の選手村は個室でなんと部屋に洗濯機がついていて、暇な時はいつも洗濯をしていました(^^)
食堂はブッフェ形式で中華、南アジア、ヨーロッパ料理とブースが分かれていましたが、何を食べても中華料理でした笑
我々には食べ慣れた味ですし、なぜか白米はいつも固かったのですがお腹を壊すことも無かったのでとても良い環境で過ごすことが出来ました。これまでのアジア大会では考えられないくらい整った環境だったようです。
また人も良く帰国を前にレーサーなどの重い荷物の運搬を手伝ってくれたアンパンマンに出てくるらーめんてんしに似ている青年は、日本が大好きでいつか必ず日本に行くんだと言って(翻訳アプリで)、好きなアニメと歌を教えてくれました。小さい時にこれを見て育ったんだというアニメはデジモンで、かけてくれた音楽は宇多田ヒカルの「Prisoner Of Love」でした。上手に歌ってくれました。私も一緒に歌いました笑
大会に参加したアジアの44の国と地域の中で私は2つ3つくらいの国の挨拶しか知りませんが、村内をJAPANのジャージで歩いていると「おはよう」「こんにちわ」などいろんな国の人が日本語で挨拶をしてくれたのが印象的でした。日本という国はアジアの国々の中で特別な(良い印象を持たれた)国なのかな、と少し誇らしく思いました。
最後に今年は2度も日本代表選手として派遣していただいてレースが出来たことにとても感謝しております。ありがとうございました。
アジアパラ競技大会へ行ってきます!
※No.1目指して髪を切ったら宮城リョータではなく山王工業になってしまいました^^;
アジアパラ競技大会・・・アジア地域におけるパラリンピック・ムーブメントの推進と競技スポーツのさらなる進展を図るために開催するアジア地域の障がい者総合スポーツ大会。4年に一度、国際パラリンピック委員会(IPC)の地域委員会であるAPCが主催する。(日本パラスポーツ協会HPより抜粋)
4回目となる今大会は1年延期になりましたが中国・杭州で開催されます。
杭州は日本と時差1時間で、気温も変わらないようなので過ごしやすそうです。
日本代表として戦える喜びを毎日かみしめて勇気を持って勝負していくことを誓いたいと思います。
杭州2022アジアパラ競技大会の派遣決定について
日本パラリンピック委員会より、杭州2022アジアパラ競技大会 日本代表選手団の発表がありました。
大会は、中国・杭州で10月22日(日)~10月28日(土)まで開催されます。
出場種目はT54クラスの1500mと5000mです。
世界選手権でうまくいかなかった反省を活かして、今回はしっかりとJAPANを着こなしてきたいと思います!
頑張ってまいります!!
↓日本パラリンピック委員会(JPC)公式HPはこちら
第35回鳥取さわやか車いす&湖山池マラソンの追加写真
鳥取県障がい者スポーツ協会様から頂きました(^^)
樋口さん元気だったなぁ。
先頭交代しないでずっと付き位置にいても良かったかも笑
第35回鳥取さわやか車いす&湖山池マラソン
2位でした!
初めての鳥取さわやか車いす&湖山池マラソンは2位でのフィニッシュでした!
コースは起伏のあるなかなかハードなコースで、復路の折り返し後の1番傾斜のある登りで樋口選手から離されてしまいました^^;
この夏またポジション(レーサーの着座姿勢)を変更して、変更後初のレースは最後腹筋がつりそうになりキツかったです。
1年間に何度もポジションを変更することは普通はしないのですが、今年は大きな大会も多く大きな大会だからこそ気付くこともあり色々と試行錯誤しています。
とりあえずは今回のこのポジションで固まった感じがあるのでこの後のアジアパラ競技大会(10月)、大分国際車いすマラソン大会(11月)に向けてしっかりと乗り込みをしていこうと思います。
今回は車いす体験会も講師をやらせていただいたり、鳥取の大会関係者の皆さまには最後まで本当にお世話になりました。体験会は手前味噌ながらかなり盛況だったように思います。
スタバが2015年まで47都道府県で唯一なかったそんな鳥取ですが、近年のローカルの大会としては1番と思えるようなとても素晴らしい運営で、関係者の皆様の熱意や活気もありとても気持ちの良い大会でした。
我々競技者は走ることが恩返しですから、来年以降はもっと参加選手を増やしてさらに盛り上げていきたい大会だな、と思いました。
選手の皆さん是非来年の夏は鳥取に集合しましょう!
鳥取の二十世紀梨も千葉の梨(市川に住んでいたので千葉びいき)に負けず劣らず美味しいですよ!笑