リオ予選まで2か月
2015/08/25 14:13:11
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みなさんこんにちは。またまた期間が空いてしまいましてすいませんでした。
夏の暑い期間はオフシーズントレーニングの最終追い込み期でもあり、
シューティング・走り込み・筋トレ・チーム練習と連日追い込んでおりました。
おかげで、オフシーズン前に図ったベンチプレスのMAX測定の時は110キロだったのですが、
約3か月で125キロまで向上。しっかりと今年の基盤を作ることができました。
さて、この期間の大会でしたが、7月は新潟でDMSカップという大会に出場してきました。
今回は、5月の日本選手権優勝時の主力メンバー以外の若手軍団での参加。
国内7連覇してきたメンバーの力を借りず、自分たちが今どのポジションにいて、何が勝っていて何が足りないのかを、
これからの宮城MAXを受け継いでいくメンバーで考えていくという大会になりました。
大会は2日で3試合、初戦はヘッドコーチが不在だったこともあり、私が選手とスタッフを兼務し行いました。
自分としても、今後コーチングの勉強をしていくことを考えていたので、この時間は非常に貴重な時間となりました。
初戦の相手は岐阜シャインというチーム。
対戦は今回が初めてくらいだったかもしれませんが、若手メンバーの初戦としては、自分たちのバスケットを
しっかり実行出来るかというところからのスタートでしたので、相手としては戦いやすい相手だったのかもしれません。
初戦は終始圧倒し勝利。準決勝に進出しました。
準決勝は埼玉ライオンズ。
今年の日本選手権で準優勝した全国の強豪チームです。
非常に厳しい試合を予想していました。その予想通り、序盤から点の取り合いとなりました。
埼玉も日本選手権のようなミスをしないようにしっかりと作戦を組んできていましたし、
1つ1つのプレーを丁寧に作り上げるようになっていて、この数か月で確実にレベルを上げていました。
前半折り返し時は数点のリードで折り返し、後半の入りが勝負だと思っていました。
このような試合展開を若手メンバーが経験できる機会は過去には無く、勝ち負け関係なしにこの大会が多くの経験を
若手メンバーに与えてくれているなと試合をしながら感じていました。
後半の入りは非常に集中し、一気に相手を突き放しました。
全員が1つのプレーを丁寧に行うことで生まれるチームワークとその精度を保ち続ける継続力の難しさを
この試合が教えてくれたのだと思っています。
決勝はドイツでのチームメート、香西選手がいるNOEXCUSE。
この試合は序盤から香西選手が高いパフォーマンスで得点を連発してきました。
MAXは埼玉戦で接戦をしたことで、スタミナを消耗し、決勝で戦う体力は残っていませんでした。
序盤から確実に得点していったNOEXCUSEからリズムを取り返すことが出来ず。30点差をつけられて敗戦。
国内大会で久しぶりに負けましたね。
しかし、宮城MAXの若手メンバーは非常によくやってくれたと思います。
2015年は、チームの底上げをテーマとし、来年からの日本一連覇を実現させる努力をしてきているので今回の成績以上に、
勝つことの難しさと大変さを分かってくれたのではと思っています。
いつも自分がどうにかする!という意識の下で戦い、努力し壁にぶつかりまた努力しを繰り返すことで生まれる強さを、
今の若手メンバーには理解してほしかったので、準優勝よりも大きな成果があったのではないかと思います。
日本一のチームの選手としてのプライドを努力で示して、これからの連覇の戦力になっていってほしいと思います。
さて、10月に千葉市でリオパラリンピック予選会が開催されることが決定しました!!
この大会はアジアオセアニアゾーンから本戦に3チームが出場可能で、日本は現在地区の4位というポジションにいます。
リオに行くには、確実に格上のチームに1つ勝たなければいけません。
そして、僕たちの世代で、今まで日本が連続出場してきた記録を止めるわけにはいきません。
また、この大事な大会を日本で行えるというアドバンテージの中、しっかりと戦いたいと思います。
詳しい情報はまた後日掲載しますが、お時間ある方はぜひ会場の千葉ポートアリーナに足を運んでください!
よろしくお願いします!
藤本 怜央