藤本怜央

今日

2021/03/11 21:06:05
皆さんこんにちは。

今日の投稿。

今日は東日本大震災から10年という日。

僕も宮城県でその日被災しました。
津波の影響はありませんでしたが、当時仙台港の近くの企業に勤めていました。

大きな揺れと不気味な色々な警報、外に出ると歪んだ道。

携帯で静岡の母親に『とりあえず無事だから』とだけ告げ、それからしばらく携帯は使えなくなりました。

当時住んでいたアパートはめちゃくちゃになり、飼っていた猫はぶるぶる震えながらテーブルの下で小さくじっとしていました。
家の中は危険だなと思い、猫を車に乗せて妻のもとへ向かい、そこからしばらく妻の実家にお世話になった事を思い出します。

当然バスケットボールをする事なんて考えられなかったです。少しでも早く普通の生活に戻す事だけ考えた毎日でした。
電話もテレビも全て遮断され、まさか津波の被害がここまで大きな事になってるなんて事も考えず。

翌年に迫ったロンドンパラリンピックの為に歩き始めたのはずーっと先でしたが、この時本当に全国の方々に支えられました。
今当たり前にやれてる事は一瞬で奪われ、それを取り戻す為に10年以上かかります。
もしかしたら取り戻す事が出来なくなるかもしれません。

今日という日は毎日特別な日で、その日を感謝しながら過ごす毎日を10年前に多くのかたに教えてもらいました。

津波被害や原発などまだまだ長い道のり。

僕が出来る事は日本の光になる様に『挑み続ける』事だけです。

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