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北九州チャンピオンズカップ優勝!

2014/11/19 18:55:07
皆さんこんにちは。

11月14日から16日まで開催された「北九州チャンピオンズカップ国際車椅子バスケットボール大会」に出場してきました。
この大会は今年で11回目を迎え、さらに今年から若手育成の大会と位置づけ、
世界の若い選手が参加する大会として開催されました。
私はOA(オーバーエイジ)枠としての出場。
試合をしながら、若い選手の目標になり、世界を相手にするにはこうあるべきだという心構えや、
技術などを実際にともに戦いながら伝えていくということが今回の仕事の一つでもありました。
参加国は、日本・韓国・オーストラリア・イギリスの4か国。

初戦の韓国戦は、世界選手権とアジア選手権でフル代表が負けているライバルチームでもありましたので、
この試合まで負けるわけにもいかず、チーム全員が高いレベルでプレーすることが出来、
見事白星スタートを切ることができました。

2日目のオーストラリアも力のあるチームで、試合終盤までシーソーゲームを続けましたが何とか勝利。
最終日を待たずに決勝の切符を掴むことができ、最終日は2試合イギリスと戦うことになりました。

このイギリスチームはU23のヨーロッパチャンピオンであり、しっかりとジュニアの育成プログラムが
作られて成長してきている国であり、今大会最大の山場になりました。

最終日1試合目、ここは日本の若い選手だけで戦っていくという方針になり、私は出場せず。
レベルの高いイギリスのバスケットに日本はリズムを作れずに敗戦。
ただ、今大会初めての敗戦をしたことで、多くの成長するポイントを若い選手が感じることができたことで、
決勝でしっかりと勝ちにいく準備が整えられたのかと思います。

最後の決勝は、勝ってメダルを首にかけるか、負けてメダルを首にかけるかで
今後の成長が大きく変わる一戦になることはわかっていました。
この決勝はチーム全員で戦うという方針のもと、私はスタメン出場。
負けたチームからその日のうちに勝ちを取ると言う、とても難しい使命を任され、久しぶりに緊張しましたね。
プレーをしながら教えていくこと、伝えていくこと、そしてその結果勝利していくことを、
この40分で若い世代に伝えていかなければいけないということは
、自分自身の挑戦でもあり、フル代表でキャプテンを務めている自分のプライドでもありました。
いつも通り、試合の序盤からリズムとテンポを握り、次の選手につないでいくことを
メインに考え、ゲームをコントロールしていきました。
出だしの感触もよく、交代する選手もしっかりと仕事をしてくれて無事に勝利。

この大会10年ぶり2度目の優勝を獲得しました。
日本代表でありながらも、いつもと違う立場での出場で、自分も多くの事を学びました。
また、次の日本代表を担う選手たちの素晴らしさと、確実にフル代表に迫っている若手の実力に大きな刺激をいただきました。
今年最後の国際大会を優勝で終えたことは、来年からの新しいスタートにきっと良い影響をもたらしてくれると思います。
大会が終わり、その翌日に北九州から羽田に戻り、そのままドイツに渡りました。
僕の挑戦はまだ続きます。
これからもご声援よろしくお願いいたします!!!

藤本怜央

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